液晶モニター自作キット 制作手順

 

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液晶自作概要 液晶自作手順と流れ 液晶自作動作の検証

 

液晶自作キットの記録

 

液晶自作キットを購入して液晶モニターを自作しました。その手順等を写真付きで紹介します。

今回購入したキットはaitendo(CoCoNet工房)の液晶自作キット「A-115KP」です。aitendo@shopping

この液晶自作キットは本体基盤と各種接続の基盤と液晶パネル「11.5インチ」がセットになったものです。

 

液晶自作概要 2011/11/10

 

液晶の自作はキットがあればさほど難しくありません。キットを購入して組立てるだけで制作可能です。

今回は特に液晶パネルもセットでしたので1時間程度の作業で組立は完了しました。

 

液晶自作キットのお写真

各種部品です。このキットはD-sub15ピン入力の他にTVチューナー、S端子、コンポジット入力が付属しております。

またリモコンも付属しており、リモコンでの操作が可能です。

 

説明書と型番

液晶パネルはFUJITSUのNA19017−C101という型番のものです。サイズ11.5インチ:解像度800x600。

説明書は日本語で何枚か付属しています。

 

各部名称

各部品はセットで入っており組み立てればすぐに使用できる状態です。

 

各部詳細:各部品の詳細

 

メイン基盤部品:A-100K

液晶自作キットの大元となる部品です。
基盤上にはチップコンデンサーやグラフィックのチップ、各種ケーブルの接続用のコネクター類が並んでいます。 小型でコンパクトな基盤に所せましと様々な部品が並んでいます。
TTL(41ピン)仕様のTFT液晶パネルに対応。
VGA(640*480)からUGA(1280*1024)までの解像度に対応。
VIDEO、S-VIDEO、PCの3系統入力端子搭載。

 

電源用のコード

ACアダプターを接続するコネクター部品です。

黒いコネクター部分にACアダプターを差し込みます。

 

 

各種ケーブル類

基盤と各部品をを接続するコネクター類です。

ケーブルは似たものもあるので接続時は間違いの無いように注意が必要です。

 

ACアダプター

基盤に電源を供給するACアダプターです。

INPUT:100V 50/60Hz 50-60VA

MODEL NT24-1S1220

I/P 100-120V 50/60Hz

O/P DC 12V 2A

 

TVチューナー

アンテナ線をつなげてTVを視聴することが可能です。
アンテナの接続部分は海外製なので日本の同軸ケーブルはそのままでは接続できません。加工が必要になります。

地デジには未対応です。

 

メインスイッチ部品:OSDキーボード

モニターの電源をON/OFFしたりメニュー画面を出したりするスイッチ類です。
メニュー画面ではいろいろな設定がおこなえます。

 

インバーター

メイン基盤より液晶パネルへ接続しパネル内のバックライトを点灯させます。

高電圧注意の部品です。取り扱いは慎重に。

 

各部品が揃ったところで次は実際の制作手順とその流れになります。

 

液晶自作キットの制作手順と流れ

 

実際の制作時の手順と流れのお写真です。

配線の説明書:上記の図のように配線されます。自作キットにはTVチューナーとスピーカー、リモコンがセットになっていますが、
画面の出力に最低限必要なものはOSD、インバーター、TFTパネルへのケーブル、D-sub_INPUTの4点になります。

 

メイン基盤へ各種ケーブルを取り付ける。

メイン基盤のお写真です。この基盤が大元となる基盤です。サイズ タテ約82ミリ×ヨコ約140ミリ
サイズもさほど大きくなくコンパクトな基盤です。こちらの基盤に各種ケーブルと部品を取付していきます。

 

OSDパーツの取付:OSDキーボード(メインスイッチ基盤)

まずはじめにOSDキーボード(メインスイッチ基盤)の取付をおこないます。
この基盤は電源ON_OFFをおこなったり、メニュー画面を呼び出したりする基盤です。
 

OSDパーツの取付:コネクタ

お写真は取付用のケーブルのコネクターです。
コネクターには突起があり逆向きには取付ができないようになっています。

 

こちらのコネクターをメインの基盤の右下の受け口へ取付します。

 

OSDキーボードを取付したところのお写真です。
メイン基盤とOSD部分の双方にコネクターを差し込みました。

 

OSD側差込拡大写真

 

インバーター部分の取付

インバーターもケーブルを同様に取付します。
インバーター部分へのコネクター取付とメイン基盤へのコネクター取付となります。

 

電源部分の取付

ACアダプター差込口のケーブルを取付します。
コネクターをメイン基盤へ差込みます。

 

TFTパネルへのケーブル取付

このコネクターは逆に差込むと故障の原因となってしまうので注意が必要です。
ケーブル側の白い印(赤丸部分)をメイン基盤のピンの1番(四角赤枠)にあわせて取付します。
このコネクターは左右対称の形状なので反対向きにも差込できてしまいます。

 

コネクターをメイン基盤に取付しました。

 

VGAコネクターの取付

パソコンから画像の信号を入力するD-sub15ピンのケーブルの取付です。
ケーブルをメイン基盤に取付します。白いコネクターがメイン基盤への部品ですがこちらの部品は逆差しが
できないので(突起がついている)そのまま差し込みます。

 

液晶パネルの取付

液晶パネルの取付はバックライトのケーブル(左)とパネルケーブル(右)の接続になります。

インバーターへケーブルを接続したところです。

パネルケーブルを接続したところです。

 

全体写真

各種ケーブルとコネクター類を接続し画面の出力準備が整いました。次は動作の検証をおこないます。

 

液晶モニター自作動作の検証

 

組立が完了した液晶自作キットの動作の確認です。

当方所有の愛機VAIOに接続してモニターの出力をおこないました。ノートパソコンのVAIOに外部モニターとして出力。
デュアルモニターで確認し問題なく画面が表示されました。

 

液晶パネルは11.5インチのコンパクトなパネルです。発色も程よくきれいです。
解像度は800*600ですので若干狭い感じはありますがサブモニターとしては十分かと思います。

 

youtube動画サイトで動画の再生を確認しました。動画の再生もスムーズで満足のいくモニターとなりました。
液晶パネルの自作は特に難易度も高くなく、基板とケーブル類を接続するだけなので面白いです。
お手軽に電子機器自作を楽しみたいときはお勧めです。

 

パソコンのパーツについての詳細説明

 

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