パソコンのパーツの中でも一番基礎となるのがこのマザーボードです。ここにパソコンを構成する各種パーツ類がセットされることによりパソコン全体を構成します。その年代により対応するパーツの種類が異なってきます。
915P-A Rev1.2Aの各部分の名称とその役割
メーカー名:ECS マザーボード名:915P-A Rev1.2A ソケット:LGA775
このマザーボードのCPUソケットは「LGA775」と呼ばれる形状で「Core2Duo」と呼ばれる代表的なCPUを搭載できるソケットになります。年代的には2004年ごろになります。
■各部分の名称とその役割
マザーボードはパソコンの基幹となる大元の部品です。
その種類は豊富にでており多種多様ですが、基本的な構成は同じなので、世代が変わっても基本的な部分は同様になります。
このメイン基盤に必要なパーツを接続および装着させることによりパソコン全体を構成します。
周辺機器を接続するためのポート類がまとめられています。マザーボードの種類によってそのポート類は異なります。
USBポートやLANポートなどはほとんどのタイプで搭載されていることが多いです。
またそのサイズは規格が決まっておりこちらのマザーボードはATXという規格になります。
CPUに電源を供給するための電源ケーブル用コネクターです。
CPUの消費電力が大きくなるにつれてこのコネクタが必要になりました。
CPUを取付するソケットです。このソケットの形状により取付可能なCPUが決まります。
こちらのマザーボードのソケットはLGA775になります。
搭載可能なCPUはPentium4とCeleronDになります。
熱を持ったチップを冷やすための部品です。
マザーボードにはチップが搭載されてしまいますがこちらのチップが熱を持ってしまうと熱暴走でトラブルの原因となってしまいます。
そのような熱暴走を防ぐための部品です。
メモリをここに取付します。規格のあったものを取付します。
915P-A Rev1.1は2通りの規格のメモリが装着可能です。可能なのはDDR400とDDR533になります。
DDR400およびDDR533のメモリが各2枚ずつ装着可能です。
通常のマザーボードでは1つの規格のメモリが数枚装着可能なものが多いです。
電源ユニットより電源を供給するコネクタを差し込む部分です。
915P-A Rev1.1は24ピンコネクターになりますので24ピンのコネクターを差し込みます。
マザーボードの種類によってこのコネクターのピン数は異なります。
PCI、AGP-E、PCI-Eの各種拡張スロットはいろいろな拡張用のカードを増設できます。
PCIは以前よりある拡張スロットで多くのカード類がでています。
AGP-Eはグラフィックカードの拡張用スロットです。
PCI-Eは新しめの拡張用のスロットでデーターの転送速度が速いです。
SATAおよびIDE接続の機器類を接続するコネクターです。
IDEよりもSATAのほうが規格が新しくデータ転送速度が速いです。
ハードディスクや光学ドライブを接続します。
915P-A Rev1.1はSATAのコネクタが4基、IDE用のコネクタが1基あります。
フロッピーディスクドライブを接続するためのコネクターです。
フロッピーディスク自体はだんだん使用頻度が少なくなってしまった機器ですが1基接続可能です。
マザーボードの設定情報を記憶しておくために必要なボタン電池です。
一般的にはCR2032のボタン電池が使用されています。
この電池を抜いてしまうとマザーボードに設定されている情報がなくなります。