パソコンの各種部品の説明とお写真です。画像はデスクトップパソコン用のパーツになります。 パソコンを自作する際や分解してパソコンの勉強をおこなう際のご参考にしてください。
ノートパソコンも部品の構成はあまり変わりませんが、各部品が特殊なものや専用のものである場合が多いです。
特にノートパソコンのマザーボードは機種独自に開発さているので汎用性がありません。なので故障のときに部品を探すのは大変です。
パソコンのメインの基盤になります。こちらの基盤に各部品が接続されて構成されます。接続される各部品:CPU、メモリ、HDD、電源ユニット、グラフィックカード、各種増設カードなど。
メインの基盤ですので部品自体が高額になります。修理する場合も高額なケースが多いです。
CPUはこのマザーボードに取付しますが、CPUソケットの形状で取付可能なCPUが決まります。CPUはパソコンの頭脳ともいえる部品です。CPUの性能でパソコンの基本的な処理速度が決まりますので、マザーボードを選ぶ際はどのCPUを取付するのかを決定してから選びます。
ソケット形状はインテルの場合は「LGA●●●●」●は数字が入る。といった英数字で表示されます。
AMD製品の場合は「AM●」で表示されます。
マザーボードについての詳細(AMD:AM4)2020年更新
マザーボードについての詳細(Intel:LGA775)古いタイプ
パソコンの頭脳とも言うべき部品です。パソコン内でのあらゆる計算や処理をこの部品でおこないます。
パソコン上でなんらかの処理を行う場合、まずこのCPUで計算をおこないます。そして計算した結果でPC内部での処理がおこなわれるのでこのCPUの性能が良いほどパソコン自体の処理能力が良くなります。
主たるCPUメーカはインテルとAMDがあり、両者でCPUの開発にしのぎを削っています。
写真:@AMDのCPU(Ryzen7)、AインテルのCPU(C2D)
パソコンの作業をおこなうための作業領域のチップです。この容量が多いほど多くのソフトが起動できます。
容量が少ないと起動が遅くなったり、フリーズしたりの症状が出たりします。
また多くのパソコンでは増設して容量を増やすことが可能です。デスクトップパソコンでは比較的増量しやすいものが多いです。メモリは年代により規格がことなりその種類によって切込みの場所が異なりますので間違って差し込むことがないようになっています。写真のメモリもDDR3とDDR4ですが切込み位置が異なっているのがわかるかと思います。
上段:DDR3(PC3)
下段:DDR4(PC4)
パソコンの各部品に電源を供給するための部品です。コンセントから電源を供給し電圧を変換して各部品へ接続します。
経年劣化などで弱ってくると電源が入らなくなる症状が出る場合があります。
また内部には放熱用のファンがありこちらに埃などがたまってくると放熱効果が弱くなり電源断などの症状が出たりします。パソコンの各パーツ類に電源を供給する重要な部品でもあるので、古くなってきたら早めに交換することをお勧めします。
ノートパソコンの場合はACアダプターになります。
メイン電源コネクタ(24ピン):これがマザーボードのメインとなる電源です。だいたい24ピンコネクタが多いですね。当たり前ですが、これがないと電源がはいりません。
CPUとPCIe(4-8ピン):CPUとグラボに電源供給するコネクタですが色と形状が似ているので間違いやすいです。基本的には形状的に差し間違いはできないのですが、たまに間違って差さってしまう時があるので注意が必要です。コネクタに「CPU」「PCIe」と記載があるものも多いので確認は忘れずに!
SATA電源コネクタ:HDDやSSD、光学ドライブなどに電源を供給するコネクタです。複数あるのが一般的で一番多く使用されるコネクタです。
電源ユニットにはSATA電源のほかにペリフェラルと呼ばれるコネクタもついてるタイプがあります。古いタイプのコネクタです。
パソコンのデータを保存する部品です。ウィンドウズのシステムや各種の作成したデータはここに保存されます。 精密に動作する部品なので非常に壊れやすく故障の多い部品です。故障すると中の保存されたデータは消失してしまうのでバックアップが必要です。 ハードディスクはパソコンの部品の中でも特に重要なパーツです。
HDDパーツを探す:3.5インチ(デスクトップ用)
HDDパーツを探す:2.5インチ(ノートPC用)
画面を出力するための部品です。グラフィックボードやグラフィックカードと呼ばれます。ゲームや動画の編集など画像処理が高度な作業をおこなう場合に必要になります。
CPUにグラフィック処理機能が内蔵されているものもありますが、PCI-eスロットにグラフィックカードをさすことにより高度なグラフィック処理能力が備わります。
デスクトップパソコンの場合はあとから高性能のものに交換することが可能です。
ノートパソコンの場合は基本的に交換はできません。
このような多くの部品によりパソコンは構成されています。
各種パーツとも重要な部品でどれかひとつが故障すると起動しなくなったりする症状が発生します。す。
特にハードディスクは各種データが保存されている重要な部品で、ハードディスクが壊れてしまうとデータが無くなるおそれがあります。大切なデータはバックアップをとる必要があります。
デスクトップパソコンで欠かせないのパーツがキーボードとマウスです。パソコンは入力する手段が必要なのですが、キーボードとマウスはそのもっとも重要な役割のパーツです。
種類も様々なものがありお値段もピンキリのアイテムが揃っています。有線のものもあれば無線のものもあるし、シンプルなデザインのものからゲーミングPC用のLEDでピカピカしたものまでそれこそ星の数ほどあります。
自身の手に触れて操作を行うパーツでもあるので、最も使いやすいものを選択したいところです。
パソコンは順調に動作しているときは良いのですが、トラブルになってしまうと非常に厄介です。
簡単に直るものもあれば直すのが困難なものもあります。
ここではそんなトラブルのときの簡易的な診断の方法ご説明します。
トラブルの大枠ですが主に下記の3種類があります。
パソコンは様々な部品で構成されていますが各種部品の故障によるトラブルです。
ウィンドウズのロゴ画面が出る前に起動ができない場合などはハードウェアトラブルの可能性が高いです。
症状として本体のランプ類が点灯しない、画面が出てこない、メーカーのロゴ画面で止まってしまうなどの場合です。
ウィンドウズシステムを含めてパソコンは起動後に様々なソフトを使用します。
各種ソフトが不具合を起こした際のトラブルです。
ウィンドウズが正常に起動したあとに出てくるエラーメッセージなどは各種ソフトウェアによる
なんらかのトラブルの可能性が高いです。
ウィンドウズが正常に起動する前(デスクトップ画面が正常に表示する前)にエラーが出る場合はウィンドウズシステム
トラブルの可能性が高いです。
インターネット接続に関するトラブルです。
部品的なトラブル、各種設定によるトラブル、ネットワーク機器のトラブルなどです。
パソコンは正常起動しているが、インターネットに接続できないなどの症状が出た場合はネットワークのトラブルにな
ります。
大枠で大別すると上記の3種類が主なパソコントラブルとなります。
まずは初期の段階としてどのトラブルなのかを切り分ける必要があります。
Bはインターネットに接続できない症状なのでわかりやすいかと思います。
@とAが非常にわかりづらいケースがあります。
特に電源ボタンを押してからウィンドウズが起動するまでの間のトラブルの場合は
どちらか判断するのは困難になります。
その簡易的な切り分け方法です。
まずはウィンドウズ起動の流れを把握しましょう。
●●●windowsの起動の流れ●●●
パソコンの種類によっては若干の違いがあります。大まかな流れとなります。
@電源投入
↓
Aメーカーロゴ
↓
Bpost(power on self test)
↓
CMBR読込(HDDからのデータの読み込み開始)
↓
Dパーティション情報読込
↓
Eboot.ini(XP)もしくはBOOTMGR(VISTA・7)の読込
ブートOSの選択(複数OSがある場合)
OSロゴの表示
↓
F各種ドライバの読み込み
↓
Gようこそ画面表示
↓
Hログイン画面表示
↓
Iデスクトップ画面表示
パソコンの電源を投入すると上記のような流れでウィンドウズが起動します。
このCのポイントがハードかソフトかの分かれ目になります。
C以前に起動ができない場合はハードウェアトラブルの可能性が高いです。
C移行であればウィンドウズシステムのトラブルの可能性が高いです。
ですのでC以前であれば部品の故障の可能性が高いといえます。
ただしHDDの故障の場合はC移行でもエラーで起動しなくなる場合があるので注意が必要です。
HDDはパソコンの部品の中でも非常に故障の多い部品です。
しかもこちらが壊れてしまうと正常に起動しなくなる症状が出たりします。
また保存したデータが消失する可能性もあります。
パソコンが起動しないなどのトラブル時ですがHDD故障が原因によるものは多いです。
可能であればHDDを取外して、HDDのチェックします。
HDDが故障している場合はHDDの交換が必要になります。交換をおこなった後はウィンドウズをインストールしなおすことによりパソコンを再度利用することが可能になります。
ただしなかのDATAに関してはHDDの状態が良くないとすべてなくなってしまいます。
大切なデータはまめにバックアップを取っておくことをお勧めします。