パソコン分解サイトTOP>DELLパソコン分解>GX280の徹底分解
電源が入らないDELLのデスクトップパソコンの分解と故障箇所の特定作業(切り分け作業)をおこないました。
またついでにマザーボードや各部品の徹底分解もおこないました。
パソコンが故障したときはどこの部品が故障しているのかの検査が必要になります。今回は電源ユニットが故障していましたがその切り分けの作業の流れです。
故障箇所の切り分けの作業は故障の可能性のある部品を検証していき故障箇所を特定する作業です。
分解パソコン:DELL Optiplex GX280
CPU:Celeron2.53Ghz HDD:SATA メモリ:1GB 結構古いパソコンです。
徹底分解開始
電源が入らない、起動しないの原因と故障箇所の特定が完了したのでさらに別の部分を分解しました。
本体のカバーを開いたところです。ここから各種部品を分解していきます。
赤枠部分はFDD、HDD、光学ドライブのマウンタです。この3点はケーブル類を抜いたあと緑色のロックを外せば取外しできます。
こちらのマウンタ類はネジなどではとまっていないので簡単にはずすことができます。ロックの部分を押しながら引き抜くだけです。
各ケーブル類の場所と名称
各種ケーブル類の取外しです。
20ピン電源ケーブル:ロックを押しながら引っ張ると外れます。
4ピン電源ケーブル:ロックを押しながら引っ張ると外れます。
FDD、OPD、SW類ケーブル:ロックなどはないのでコネクタをもって引っ張ると外れます。
各種ケーブル類ですがケーブルを引っぱてしまうと、断線してしまうのでコネクタ部分をしっかりと持って外します。
中にはコネクタが固くて外しづらい場合がありますがそのようなときはラジオペンチなどで外すと外しやすいです。
電源コードの取外しをおこないます。電源ユニットから配線されているコードは3ヶ所の留具でとまっています。
3ヶ所のロックを外してケーブルを取外します。ケーブルを取外したあとは電源ユニットを外します。
電源ユニットの取外し
電源ユニットは赤丸部分の緑色のロックでとまっています。
このロックを押しながら上の方向へスライドさせると外せます。
電源ユニットを取外した状態です。この電源ユニットは故障しているので使えません。
こちらは電源スイッチ、FDD、HDD、OPDの配線がまとまっている基盤です。
配線が一旦この基盤に接続されて、そこからマザーボード本体へ配線されています。
また表面のUSBポート2基もこの基盤にあります。
マザーボードの取外し
各ケーブル類や電源ユニットを取外した状態です。かなりスッキリしました。
後は赤丸部分のプラスネジを外せばマザーボードが外せます。このマザーボードはネジ1本でとまっています。
ネジを外したあとマザーボードを上方向にスライドさせるとマザーボードが外れます。
マザーボードが取外しできました。このマザーボードは正常に起動するものですのでまだまだ使えそうです。
マザーボードの各部名称
CPUファンは赤丸部分のネジを2本外すと取外しが可能です。外したファンの下にはCPU用のヒートシンクがあります。
DELL_GX280のマザーボードは、電源ボタンのコネクターが専用のものとなっています。
ケースの分解と電源ボタン部品、USBポート部品の取外し
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側面カバー部分の取外し
側面のカバーはツメでとまっています。
赤丸部分の2ケ所のツメを外すとカバー自体が外れます。
左右2枚のカーバがあり同様に外れます。 |
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前面パネル部分
前面のカバーを外すと電源ボタンとUSBポートの部品があります。
こちらは両方ともネジ1本でとまっていますので、ネジを外せばすぐに取外しが可能です。 |
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USBポートの基盤
USBポートが2基とオーディオのLINE出力の基盤です。
赤と黒の線が付いている部品はカバーの開閉を認識するためと思われるセンサーです。カバーを閉じると突起部分が引っ込みます。
また基盤自体は電源ボタンからのケーブルとマザーボードへのケーブルが接続されます。 |
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電源ボタン部品
電源ボタンの部品です。黒いコネクターのケーブルはUSBポートの基盤部分に接続されています。
赤丸のネジを外せば取外しが可能です。 |
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電源ボタン部分の部品
部品を取外したところのお写真です。 |
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スッキリしたケース
各部品を取外した状態のケースです。
部品がすべて外された状態ですのでスッキリしています。
このケースもなにか利用できないかと思案中です。 |
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木製パソコンケースに生まれ変わり
今回、電源ユニットが故障していたDELL_GX280ですが部品をすべて分解してパーツにしたあと、なにか利用方法がないかと考えました。
そこで誕生したのが自作木製ケースの新生GX280です。
木材を利用して作った自作の木製ケースにGX280の各部品を組み込んで世界でただひとつの自作パソコンを製作しました。
もちろんこの状態で起動します。現在サブパソコンとして活躍している「新生GX280パソコン」です。
世界でひとつの木製自作パソコン |
DELL Optiplex GX280 修理:電源ユニットの故障と切り分け作業
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