富士通のノートPC「LIFEBOOK AH40/M」の割れた液晶パネルを交換修理いたしました。その手順を写真つきで紹介します。
ノートパソコンの故障トラブルで結構多いのが液晶割れです。落としてしまったり、モノを挟んでしまったりと液晶画面を割ってしまうことはよくありますが、そんな時には自分で修理します。液晶画面割れを修理業者などに修理依頼した場合は結構な修理金額がかかったりしますが、自分で直せばコストもお安く済みます。
LIFEBOOK AH40/M 割れた液晶画面修理
■主な仕様
名前：LIFEBOOK AH40/M
CPU：AMD E1-2100 APU Radeon
メモリ：4GB
OS：Windows10
この機種は液晶パネルの交換は比較的かんたんな部類です。工具も+ドライバーが2種類ほどあれば分解修理できます。また液晶パネル自体も一般的に流通しているパネルでの修理が可能なので購入自体も難しくなく金額的にもリーズナブルに交換できます。
割れた状態的には全面破損でぜんぜん見えません。これではまともに利用できませんので液晶パネルの交換修理をおこないます。
では早速この壊れた液晶パネルの交換修理をおこなっていきましょう！
富士通 LIFEBOOK AH40/Mの実際の修理
まずはパソコンのバッテリーを外します。ノートパソコンの分解修理時の基本ですが、バッテリーは必ず外します。バッテリーがついたままだと、電流が流れているので思わぬトラブルに繋がったりしますので必ず外します。
バッテリーを外したあとは液晶パネルの分解修理に移ります。
まずはパネルの四隅にあるネジかくしのゴムを4個外します。
このゴムはテープなどではなく単にハマっているだけなので突起物でこじると簡単に外れます。無理に外そうとすると傷つくのでゆっくりと丁寧に外していきます。
ゴムを外すと+ネジがあるのでこちらも４個分取外します。
赤枠：ゴムのネジかくし
青丸：普通のネジ
４箇所のネジを外したあとはフレームパーツが外れるのでパチパチと外していきます。こちらはツメでハマっていますのでゆっくりと丁寧に外していきましょう。
フレームパーツが外れると液晶パネルが確認できます。この液晶パネルは赤丸部分のネジ４本でとまっていますので４本のネジを外していきます。ネジは少し小さめの+ネジになります。
４本ネジを外すと液晶パネルが手前に倒れます。本体からのケーブルが刺さっていますので無理に引っ張らないように倒します。
赤枠部分がコネクタ接続部分になります。このコネクタはシールで張り付けてあるので、まずはシールを剥がしてその後にコネクタを引き抜きます。コネクタはロックなどはありませんのでそのまま引き抜けば取れます。
コネクタを外したあとは液晶パネルが取り外せます。
取外した液晶パネル（LP156WH3）
取外した液晶パネルのメーカー名と型番です。
■液晶パネルメーカー：LG Display
■パネル型番：LP156WH3(TL)(S1)
15.6インチ、1366*768
この液晶パネルですが実は数多く出回っているタイプになりますので、サイズとコネクタの位置・形状が一緒ならだいたい使いまわしができます。現在は15.6インチが主流なのでサイズ的にも多く出回っていますね。
今回は手持ちの在庫ストックにあった液晶パネルを使用します。
■液晶パネルメーカー：AU Optronics
■パネル型番：B156XW04 V.5
15.6インチ、1366*768
メーカーや型番は異なりますが、15.6インチのサイズとコネクタ位置・形状が一緒なので修理用として使用することが可能です。こちらのパネルを接続して、フレームをもとに戻します。
無事に交換修理完了！
元に戻したあとは電源を投入して動作の確認です。無事に正常表示するようになりました！
ノートパソコンの液晶パネル破損はよくある故障になりますが、自身で交換修理ができるようになれば修理費用を安く抑えることが可能です。興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。
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