手持ちの中古PCパーツ類で自作パソコンを組もうとしましたが、起動ができずにパーツ類の故障の検証をおこないました。今回はCPUがNGで起動できない状態でした。PCパーツの中でもCPUは意外と丈夫で故障するケースは少ないのですが、今回は少ないケースが当てはまったようです。
パソコンの仮組み
マザーボード・ MSI H170
MSI H170 GAMING M3(LGA1151)
MSIのこのマザーボードにパーツ類を組んで動作の確認をしようとしました。
このマザーボードは第6世代のCore-iシリーズのCPUに対応したパーツです。マザーボードはソケットが一緒でもCPUの世代により対応しないものもあるので注意が必要です。
CPU・i7-6700K
CPUはCore-i7の「6700K」です。
パーツ類は以前に持っていたものを流用しております。まずはこのCPUをマザーボードに取付します。
マザーボードのソケット(LGA1151)にCPUを装着します。
CPUをソケットに装着した状態です。
ホントはここにCPUファンが必要なのですが、かんたんな起動チェックなので省いています。
自作PC最小構成
パソコンを組むとき、はじめに最小構成で動作のチェックを行っています。この構成で起動しない場合はいずれかのパーツが故障していると判断できます。
HDMIコネクター:モニターへの出力です。これがないと画面が表示されません。
CPU電源:CPUへの電源供給のコネクターです。4ピンもしくは8ピンですがこのマザーボードは8ピンです。
メモリ:1枚さしてチェックします。
メイン電源:マザーボードへの 電源供給のコネクターです。 だいたい24ピンですね。
電源スイッチ:パソコン本体の電源ONするためのスイッチです。まあるい自爆スイッチのようなボタンが電源ONスイッチになっています。この形状が気にいっています。
電源スイッチはマザーボード側のピンにコネクターを差し込みます。
基本的にはこのピンの位置はマザーボード共通のものになります。市販のマザーボードであればこの配置になっていることが多いです。説明書があればピンアサインは記載されていますが、ない場合はこの配置を覚えておくと良いですね。
上段4本、下段5本のピン(合計9本)があり上段の赤丸2本に電源のコネクターを差込みます。その他「PWR-LED」「HDD-LED」「RESET」のピンがありますが、現状では不要です。
また電源スイッチがない場合は金属で2本のピンをショートさせると電源ONできます。
PCの起動チェック
この構成が最小のものになっていますのでこれで最低限のPC起動ができるはずです。
が、、、、、
正常に起動しませんでした。
具体的な症状としては、ランプ類は点灯し電源ユニットのファンは回るが画面が表示されないといった感じです。
このマザーボード( MSI H170 GAMING M3)はわかりやすくエラーが有るパーツのLEDランプが赤く点灯するようになっています。
■VGA
■DRAM
■CPU
と3段のLEDランプがありますがVGAが点灯したりCPUが点灯したりを繰り返す症状が出ていました。
ファンも回ってはいますが画面が表示されません。
あわせてCPUを触ってみると熱を持っています。CPUは通電している場合は熱くなります。これは正常にCPU側に電気が来ていることを表します。ここでCPUが熱くならない場合はマザーボード故障の可能性が高くなるのですが、別のマザーボードでもNGのためCPU故障を疑いました。なので動作するCPU、Core-i5「6500」を購入してためしてみることにしました。
Core-i5「6500」
このマザーボードは第6世代のCPUに対応しているので、このパーツにも対応します。
Core-i5を装着して起動を確認します。
無事に起動しました!
CPUを交換して起動を確認したところ画面が表示されました。今回はCPUが故障のため画面が表示されない症状が出ていたようです。自身の経験ではCPUの故障は可能性が低いため、切り分けに少してこづってしまいました。i7-6700Kのプロセッサーは現状でも結構高価なものなので残念ではありますが原因がはっきりして良かったです。
正常に起動する場合はマザーボード(H170 GAMING M3)のLEDランプは3個とも消灯になります。
これで最小構成でのパーツチェックは完了ですので次はケースを選んでパソコン組み立てです。
どのようなケースにしようかな?(^o^)
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