パソコントラブル解決!故障トラブルを切り分ける

パソコンの分解
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「パソコンが起動しない」そのような症状はよくあります。パソコントラブル解決。

しかし一言で「パソコンが起動しない」といっても、その症状や原因は様々です。その症状により起動しない原因はいろいろあり、また原因の特定が可能なものも多くあります。そんな起動しないパソコンの症状による原因の切り分けやトラブル解決の方法をまとめてみました。

パソコンの起動の流れ

パソコンは電源投入後に、その内部で様々なチェック機能動作やデーターの読み書きをおこなっています。その起動時のプロセスを知ることは故障箇所の特定をおこなう際に必要なことです。まずは起動プロセスを把握しましょう。起動プロセスのどの部分でトラブルが発生したかによってその原因がある程度把握出来ます。




パソコンの電源投入

パソコンの電源を入れるとパソコンに電流が流れます。その後メーカーのロゴが表示され起動プロセスが始まります。
この時に電源が入らない状態の場合は各種部品の故障の可能性が高いです。
また電源が入らない状態でのインジケーター部分はランプが点灯したりしなかったりと様々な症状があります。

この電源が入らない症状の際にまず始めにおこなえる対処があります。
■ノートパソコン:バッテリーを抜いて再度起動させる。
ノートPCの場合はバッテリーが寿命で劣化しており、それが原因で電源が入らないという症状が出る場合があります。その場合はバッテリーを抜いてACアダプターのみで起動させることにより正常に起動できる場合があります。
■デスクトップパソコン:電源コードを抜き、その後10分間ほど放置して再度電源を投入してみる(簡易放電)
パソコン内部に余計な電気が溜まってしまう「帯電」と呼ばれる現象があります。その場合に電源コードを抜きしばらく放置することにより帯電している電気が放電され正常に起動できることがあります。
まずは簡単におこなえる上記の作業をおこなってみます。それで起動できればOKですが、起動できない場合は各種部品の故障の可能性が高くなります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その1
電源ユニットの交換方法 症状その2

メーカーロゴ表示

電源投入後すぐに各パソコンメーカーのロゴが表示されます。SONYならVAIOのロゴが表示されます。
自作系のパソコンやショップオリジナルなどのパソコンの場合だとマザーボードのロゴが表示される場合もあります。
このメーカーロゴですが、正常に表示され次へすすめば良いのですがこのロゴのままフリーズ(固まる)する症状がでてしまうケースがあります。その場合は数回強制終了して再起動をおこなってみてそれでも症状 がかわらない場合は各種部品の故障の可能性が高くなります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その1
電源ユニットの交換方法 症状その2

POST(パワーオンセルフテスト)画面表示

メーカーのロゴの後にPOST(Power On Self Test)と呼ばれる自己診断機能の画面が表示されます。
この機能はマザーボード自体が接続されている各種パーツ:CPU、メモリ、HDDなどを診断する機能で、各種パーツ類が正常であれば特に問題なく次のステップへ進みますが、どこかのパーツに問題がある場合はフリーズ(固まる)する症状がでてしまうケースがあります。その場合は数回強制終了して再起動をおこなってみて、それでも同症状の場合は各種部品の故障の可能性が高くなります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その3

MBR(マスターブートレコード)の読込

POST画面が表示されたあとは、HDDのMBRと呼ばれるHDDの先頭のセクタの読込がはじまります。
ここで正常にMBRが読込みできないとエラーが出て起動しません。読込みできない原因としてもっとも可能性が高いのはHDDが故障している場合です。またこのMBRの読込のあとのプロセスでエラーがでたりフリーズしたりの症状が出る場合はHDDトラブルもしくはシステム的なトラブルの可能性が高くなります。

MBR(マスターブートレコード)の修復方法

Windowsロゴマークの表示

rogo

MBRが正常に読込まれたあとはWindowsのシステムプログラムが読込まれます。HDD内のWindowsのプログラムを読込んでWindowsが起動します。やはりここでもエラーがでたりフリーズしたりのトラブルが出る場合はHDDトラブルもしくはシステム的なトラブルの可能性が高くなります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その4

ようこそ画面の表示

youkoso

Windowsロゴマークの次に表示されるのが「ようこそ」画面です。パスワードが設定されている場合はここでパスワードの入力画面になります。またユーザープロファイルがここで読込まれます。ユーザープロファイルが破損しているとここでエラーメッセージが出たりします。ここでもエラーがでたりフリーズしたりのトラブルが出る場合はHDDトラブルもしくはシステム的なトラブルの可能性が高くなります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その5

デスクトップ画面の表示

dtop

ようこそ画面の次はデスクトップが表示されます。この画面の時にスタートアップと呼ばれる自動起動のプログラムが読み込まれセキュリティソフトなどもここで読込みされます。ここでエラーがでたりフリーズしたりのトラブルが出る場合は、HDDトラブルもありますが各種自動起動のプログラムの不具合などの原因も考えられます。セキュリティソフトなども場合によっては様々なトラブルの原因になったりします。
デスクトップ画面が表示されてウィンドウズが正常に起動したあとになんらかのエラー等が出る場合はプログラムの不具合の可能性が高くなります。その場合はエラーの内容により判断が出来る場合があります。

上記の方法でも起動できない場合 症状その6

ブルースクリーン(青窓、青画面、ブルスク)

青い画面に白い英文のエラーメッセージが表示される、通称「ブルースクリーン」と呼ばれる画面があります。このブルースクリーンはパソコンのハードもしくはソフトに重大なエラーが発生した場合に表示されます。この画面が出てくるタイミングですが、電源投入直後に出てくるケースもあればWindowsのロゴあたりで出てきたり、Windowsが正常に起動して普通に使用しているときに出てきたりと様々です。
この画面が出てくると、パソコンが反応しなくなりキーボードやマウスがききません。勝手に再起動する場合もありますが強制終了しなくてはならない場合もあります。まずこの画面が表示されたときはエラーコードを確認する必要があります。

続き⇒ブルースクリーンの解決方法

基本的にこの画面が発生した場合はハード面もしくはソフト面に重大なトラブルが出ています。その原因は様々で簡単に修復できる場合もあれば、高度な修理が必要な場合もあります。




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