MBA A1465 2012モデルを分解修理
SSDの故障したMacBookAir、ノートパソコンの修理作業です。SSDが認識しなくなりパソコンが起動しなくなりました。今回はこのMBAを修理いたします。
メーカー名:Apple
型番:A1465 2012モデル
症状:SSDの故障。OSをインストールしようとするとエラーが出る。通電はOKな状態なのでSSDを交換すれば修理できると思われる。
2011、2010モデル(A1370・A1369)のSSD交換修理
修理概要
MBAの純正SSDは特殊なので普通の2.5インチSSDとは異なります。コネクタは専用の形状ですので、汎用的なM.2とも異なり専用のパーツとなっております。そのため純正部品自体を購入しようとしても高めのものが多く、中古パーツでもいい値段がします。なので今回はM.2-SSDを変換パーツで変換してこのMBAに搭載してみます。コスパが良くて他のPCのパーツが流用できるのでお勧めです。
SSD変換パーツ
今回使用したのはこちらの変換部品です。
M.2-SSDをこの部品に搭載して、さらにMBA2012に載せるといったものになります。
対応SSD:NGFF M.2(2230 2242 2260 2280)
お値段は1000円くらいなのでお手頃金額リーズナブルです(^o^)
MBAの分解修理
早速MBAを分解してこちらの部品を搭載させます。
MBA2012の修理にあたり必要な工具です。ドライバーが3本必要です。アップルのMac系統は普通のドライバーだけでは分解修理できないものが多く、特殊なトルクスドライバーが必要になります。
1.+ドライバー(これは普通のやつ)
2.ペンタローブドライバー1.2×50㎜(五つ星)
3.ヘクスローブドライバーT5x50㎜(六つ星)
特殊工具もAmazonでだいたい揃いますね。
Mac本体のネジを外します。丸印のネジが合計で10本あります。青い丸の部分は長めのネジで種類が異なります。こちらのネジを外すと背面カバーがパかっと外れます。
この10本のネジはペンタローブドライバー1.2×50㎜(五つ星)を使用します。
赤丸部分のネジ:短め8本
青丸部分のネジ:長め2本
MBAの内部アクセス
背面カバーを外すとMBAの内部が確認できます。赤枠のパーツが今回故障したSSDです。
こちらのパーツを交換いたします。
SSDは赤枠部分のネジで止まっていますのでこちらを外せば取外しできます。
こちらのネジはヘクスローブドライバーT5x50㎜(六つ星)を使用します。
上:変換パーツ
下:M.2-SSD・SanDisk X400 M.2 SD8SN8U-256G
このM.2-SSDを変換パーツに載せてネジで固定します。こちらのネジは普通の+ネジとなります。
M.2-SSDはコネクタ形状、長さが数タイプあるので購入時は注意が必要です。長さは4種類に対応しているので手持ちであればそのまま流用できますね。
●対応SSD
上:アップル純正SSDパーツ
下:M.2-SSDを変換したパーツ
これでMBAの本体にSSDが搭載できる状態になりました。
OSXインストール修理完了
SSDを本体に取付して、背面カバーを元に戻した後はOSXをインストールすれば修理完了です!
MBA2012にはOSX10.15.1 Catalinaがインストール可能です。これでMBAが復活しました。まだまだ活用できるMacですね!
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