ドスパラのゲーミングPC「GALLERIA QF875」の割れてしまった液晶パネルを修理いたしました。その手順を写真つきで紹介します。
ノートパソコンの故障トラブルで結構多いのが液晶割れです。落としてしまったり、モノを挟んでしまったりと液晶画面を割ってしまうことはよくありますが、そんな時には自分で修理します。液晶画面割れを修理業者などに修理依頼した場合は結構な修理金額がかかったりしますが、自分で直せばコストもお安く済みます。
ドスパラ galleria QF875 の修理
■主な仕様
名前:ドスパラ galleria QF875
CPU:インテル Core-i7-3720QM 2.6GHz
メモリ:16GB
ストレージ:SSD128GB+HDD1TB
グラフィック:GeForce GTX675M
OS:Windows7 64bit
このパソコンはゲーミングなので性能的には、けっこう高性能なパソコンになります。CPUはインテルのクアッドコアcore-i7プロセッサ搭載。メモリは16GBと当時2012年頃のハイエンドマシンになります。
このようなせっかくの高性能なパソコンですが、液晶パネルが割れてしまっています。割れてしまって液晶画面が見えないとせっかくの高性能も台無しですね(>_<)
原因はキーボードの上に物をおいたまま液晶を閉じてしまい割ってしまいました。まあよくあるパターンです。
早速この壊れた液晶パネルの交換修理をおこなっていきましょう!
QF875の実際の修理作業
分解修理にとりかかります。パソコン本体背面の写真です。
まずはパソコンのバッテリーを外します。ノートパソコンの分解修理時の基本ですが、バッテリーは必ず外します。バッテリーがついたままだと、思わぬトラブルに繋がったりしますので必ず外します。
液晶画面のフレーム取外し
バッテリーを外したあとは液晶パネルの分解修理に移ります。
パネルの左右下にあるネジを2本外します。普通のプラスネジとなります。こちらは隠しネジになっていますので細いマイナスドライバなどで、黒いゴムのフタを外します。
2本のネジを外した後はフレームを取外します。
フレーム部分はツメでとまっていますのでプラスチックのヘラなどで、ツメを外していきます。無理に外そうとすると割れてしまったりするので、ゆっくりと丁寧に作業します。
ゆっくりと慎重に!
フレームを外した後は液晶パネルの本体の取外しになります。
液晶画面のパネル部分取外し
液晶パネルは赤丸部分のネジ6本でとまっています。
パネル上部4本、下部2本の合計6本です。こちらのネジをすべて外します。
6本ネジを外すと、パネル本体部分が取れますので両サイドのパネルのマウンタ部分を外します。
マウンタは右3本、左3本の左右計6本のネジでとまっています。ネジを6本外すとパネル本体が外れます。ただし接続ケーブルがあるのでまだ完全には外れません。無理に引っ張らないようにしましょう。
液晶ケーブルの取外し
パソコン本体と液晶パネルはケーブル1本でつながっています。
コネクタはシールで張り付けてあるので、シールを剥がしてコネクタを引き抜きます。コネクタはロックなどはありませんのでそのまま引き抜けば取れます。
取外した液晶パネルの型番です。
メーカー名:CHIMEI INNOLUX
型番:N173HGE-L11 Rev.C1
パネルサイズ:17インチ
画面解像度:1920×1080
今回はパネルをネットで探したところ中古で11000円の部品が見つかったので注文しました。いつもあるとは限りませんが。
購入先:PCパーツのマスターネットショップ
注文後の翌日には届いたので、迅速なお店です。
PC修理の際にはこちらのお店で何度か部品購入しています。
Amazonでも同様品が購入できます。
液晶パネルの交換修理
届いた液晶パネルです。あとはこのパネルを組み立てします。
すべてのネジを取り付ける前に、パネルの動作チェックをします。ケーブルのみを接続した状態で、画面表示がでるかのチェック作業です。これで問題なければ、すべてのネジと部品を取り付けて完成です。
液晶パネル交換完了
無事、液晶画面が復活いたしました。
今回、修理にかかった費用は液晶パネルの代金11000円(送料込み)のみとなります。壊れたパソコンも自分で修理ができれば、コストを抑えることが可能です。
■おまけ■
ファイナルファンタジーのベンチマークテストの結果です。
だいたい7400前後のスコアが出ていました。
この機種「ガレリア QF875」の液晶パネル交換修理はさほど難しくはない修理です。慣れないと戸惑う部分もあるかもしれませんが、じっくりと慎重に作業すれば比較的簡単に修理が可能ですので興味のある方はチャレンジしてみてください。
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